ある日、1頭の牛を市場に売りに出す事になった。
乳牛としての役目を果たしたのか、乳牛として使えない牛だったのか定かではないが、またまた男3人がかりでその牛をトラックに積み込む。
牛は必死に抵抗する。牛は完全にわかっている、自分が売られる事を。
それを見るとまた悲しくなってしまう。
暴れる成牛を動かすのはさすがに困難をきわめた。
ようやくトラックに積み込み、市場へ連れて行き、牛を売ることになったのである。

スポンサーリンク

 

そんな業務の中でも、やはり牛に囲まれて仕事をするというのは心が安らぐし、子牛の世話などをしていても癒される。
体力的には大変な仕事だが心は充実していた。
生まれて間もない子牛は、甘えん坊で遊んでほしさにやたらとくっついてくる。
牛の首を固定するスタンチョンというものが壊れていた事があり、子牛を固定したままスタンチョンを直していると子牛がなにやらムシャムシャと言っているので、見てみると僕の髪の毛を食べようとしていた事があった。

子牛

しかし、そんな安息な日々は長くは続かなかった。

続く…

 

←第1話

第3話→

スポンサーリンク

LINEで送る
Pocket