ドナドナ – 第5話

カローラレビン 世の中って!?エッセー
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おばあちゃんが入院してからは、親方と僕と2人きりで生活する事となった。
といっても夜ごはんを作りに、親方の姉の娘が毎日来てくれていた。

親方と僕はシャイな者同士、会話を交わす事はほとんどなかった。
しかし、まじめな性格からか、お互いに心では信頼し合っていた。
ある日、姉の娘さんがご飯を作りにこられない日があり、その日は親方と2人で焼き肉を食べに行く事になった。
まったく会話も交わさず、2人で焼き肉を食べるのはさすがに相当気まずいものがあり、あまり食事が喉を通らなかった。

北海道の人は本当に優しい。
僕のためにスタッフ用の車を買ってくれたり、車で遊びに行くと言ったら3万円のお小遣いをくれたりした時もあった。
しかも車は中古でもカローラレビンという、なんとも乗る人の事を考えてくれている。
姉の娘さん夫婦に網走刑務所の博物館に連れて行ってもらった事もあった。

カローラレビン

そんな中、僕は原因不明の体調不良に襲われる事になる。

続く…

 

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