お昼休みに食事を済ませたあと、外で電話をかける用事があったので、食堂がある最上階の8Fから1Fに降りようとエレベータに乗り込んだ。
すると、青いシャツを着たおじさんがすでに乗っていた。どの階のボタンも押されていなかったので1Fのボタンを押し、一緒に下まで乗り合わせることに。
しかし、1Fに着いてもそのおじさんは降りず、そのまま乗ったままだったのでボタンの押し忘れかななんて考えながら、気にせず外に出て電話をかけた。
10分ほど通話したあと、職場に戻るためエレベータのボタンを押したところ、扉が開いた瞬間ビックリ。なんと青いシャツのおじさんがまだ乗っていた。
「もしかして、自分にしか見えない人なのかな・・・。昼間っから嫌なもの見てしまった(>_<)」と、疑う気持ちや恐怖心が入り混じる中、たまたまエレベータに同乗した女性が「何階ですか?」とそのおじさんに尋ねた。
よかったー!ほかの人にも見えてるんだ。幽霊なんかじゃなかった! ホッと胸を撫で下ろしたのも束の間。そのおじさんが一言。
「いえ、昼休みなので」
え!?どういう事? 必死に笑いをこらえる僕の近くで、同乗した女性も肩を震わせながら笑いをこらえていた。
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