2014年9月21日
ピースボートはヨルダンのアカバに寄港した。
ヨルダンの滞在は2日間で、1日目は友達と自由行動。2日目はオプショナルツアーで死海を体験する事となっていた。
今回は1日目のヨルダン街歩きをレポートしたいと思う。
船を降りて、アカバ市内に向かった。
歩いているとすぐに要塞跡にたどり着いた。
さらに街歩きを進めていると、遠くのほうからラクダ乗りの男が近づいてくる。
こんな市街地にラクダが歩いているなんて!!
ラクダを眺めていると、男が話しかけてきた。
どうやら、乗りなよと勧めてくれているようだ。
ラクダに乗って写真が撮りたかったので、「ハウマッチ?」と聞いてみた。
すると男は「ワンダラー(1ドル)」と言っている。
しかし、この手の商売、乗って1ドル、降りて1ドル、合わせて2ドルとか、後で言われると聞いた事がある。
僕は片言の英語で、「ライドオンアンドゲットオフ、ワンダラー?」とか「アップダウンワンダラー?」とか聞いてみた。
すると、男は「ノープロブレム、ノープロブレム」と言っている。
何が問題ないのか?
質問の意味がちゃんと通じているか不安だったので「トータルワンダラー?」「オンリーワンダラー?」とかいろいろ工夫して聞いてみたが
返ってくる答えはすべて「ノープロブレム」
この男、何を聞いても「ノープロブレム」と答えやがる・・・。
一緒に行動していた友達が、さすがにあやしいと感じたのか、「もう行こう。この人だめ。」と言ってくれたのだが、どうしてもラクダに乗って写真が撮りたかったので、友達にカメラを渡して、ラクダに乗らせてもらう事にした。
ラクダに乗ってパシャリ!
ゆらゆらすごい揺れる。視線も高くなって結構な乗り心地だった。
写真が撮りたかっただけなのだが、ラクダ使いの男はラクダをひいて、どんどん歩いていく。
そこで友達が「ストップ!ストップ!」と言って止めてくれたのだが、降りた後
3ドル請求された。
訳を聞いてみると「ライドオンワンダラー、スタンドアップワンダラー、ウォーキングワンダラー、トータルスリーダラー(3ドル)」と言っている。
やはり、ぼったくりだった(笑)
友達が「もう行こう。ほっといていいよ。」と言ってくれたので、男に1ドルだけ渡して、足早に去るのであった。
次はアカバのモスクに行こうという事になった。
中東って感じのモスク。
東洋の寺院とは違って、曲線が美しい。
中はこんな感じになっていて、ゆったりと床に座れるようになっている。
しばらく、ここで涼む事にした。
次はアカバのビーチで散歩。
のどが渇いてきたので、売店でジュースを買おうとしたのだが、ドルで払おうとしたところ、店員に現地通貨しか対応していないと言われた。
現地通貨でなくても大丈夫だろうと思って両替所で両替していなかったので、手持ちはドルしか持っていなかった。
あきらめようと、手に持ったジュースを戻そうとした時に、店員さんが僕の肩を押して、「行きなよ」と合図してくれている。
なんと、お金はいいから持って行っていいよと言ってくれてるのである。
海外では何かとぼったくられると警戒ばかりしていただけに、こんな人もいるんだと、店員さんの対応に感動してしまった。
日本でもこんな事はありえない。
「サンキューベリーマッチ」と言って深く頭を下げ、ありがたくジュースをいただいた。
海の近くにアカバ城の跡がある。
城跡の中を、歩いて観光。
神秘的な造形物に心躍らせるのであった。
アカバ市内は観光もよかったが、現地人と片言の英語で何かと交流できたのが楽しかった。
ボッタくられたり、まけてもらったり。
海外だからと言って、警戒するだけじゃなく、その人その人の気持ちを知る事が大事な事なんだと勉強になった。
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