以前「はじめてのおつかい」で放送され、その町並みが印象的だったため、ずっと気になっていた場所がある。
愛媛県にある、外泊石垣の里。
そこは、海が目の前に広がる小さな集落。
みごとに積み上げられた石垣の階段を登っていくと、まるで天空につながるかのような錯覚を覚える。
急な坂道や細い道が複雑に入り組み、日本の生活の知恵を生かした古き良きその町は、国内にいながらも、まるで異国の地に迷い込んだかのよう。
その回の主人公は小さな女の子で、山の中腹の複雑に入り組んだ町並みを無邪気に走り回り、カメラが何度も女の子を見失う。
おつかいの内容や数々のシーンは、今でも鮮明に覚えている。
2016/09/28(水)
四国一周車中泊旅6日目
今回はそのシーンを思い出しながら、ずっと行きたかったその”異国の地”を巡る事にした。
場所は、愛媛県愛南町にある小さな集落。
ふもとから見上げると、なんでもない普通の町並みに見える。
しかし、坂を登っていくと、すぐに石垣が顔を見せてくれる。
さらに、中に入ってみよう。
急な階段と、複雑に入り組んだ道。
テレビで見た、あの光景と同じだった。
少し歩いただけで、もうどこにいるのかわからなくなる。
正直、このショットがどのあたりを指しているのか、僕もあまりわかっていない。
歩いていると、この坂道は相当きつい。
毎日歩いていると、足腰が鍛えられるのではないだろうか。
「はじめてのおつかい」では、女の子が80円切手を買ってくるよう頼まれたが、売り切れのため50円切手を2枚買ってくることとなった。
さらにポストに手紙を入れようとするが届かず、なんとか背伸びして入れる事ができ、売店のおばちゃんが心配そうに見つめていた。
その売店はどこにあるんだろう。
歩きまわっていると、すぐに体力を消耗してしまう。
休み休み歩くことにしよう。
上のほうから眺めた海。
写真の左下のほうにお墓がみえる。
日課のお墓参りのため、湯飲みに水を入れ、お墓をきれいに洗うシーンを思い出す。
お墓に話しかける女の子が純真無垢でかわいらしかった。
また、こんなシーンもあった。
お父さんにカフェオレをついでに買ってきてくれるよう頼まれたが、自動販売機の上の方のボタンが届かずコーラを買う事になる。女の子が途中でコーラを落としてしまい坂を転がっていた。
ヒヤヒヤして見ていたのだが、無事拾って持って帰り、お父さんが缶を開けた時も爆発しなかった。
これがその自動販売機だろうか??
ふもとのほうから、眺めた海。
おばあちゃんに差し入れを届けるシーンがこのあたりだったと思う。
放送ではそのおばあちゃんが妙に緊張していた。
放送には出てきていないが、こんな素敵な神社もあった。
近くに神社があるというのは、情緒ある町の象徴であろうか。
今回はずっと見たかった光景が見れて本当によかった。
テレビで見た、まるでセットのような街並みを間近で見れたのは貴重な体験であった。
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