氷室京介 LAST GIGS in ナゴヤドーム – いつまでも色あせないロック魂に感動の夜

氷室京介 新発見☆寄り道日記
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2016/4/29(金)
伝説のロックアーティスト、氷室京介の最後のライブツアー「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」を観るために、名古屋に向かった。

そもそも、氷室京介を聴くようになったのは高校の頃。
氷室京介が元々活動していたバンド、BOOWYが始まりだった。

その頃、既にBOOWYは解散していたが、楽器屋に立ち寄った時にモニターに映し出されたBOOWYのライブビデオを見た時に衝撃が走り、同じライブビデオを借りて何度も見ていた。
すぐさま、アルバムを次々と買い、擦り切れるぐらい聞いた。
やがて、BOOWYのアルバムはすべて揃え、氷室京介のアルバムやビデオか発売されればすぐに買っていた。
氷室京介は、僕の高校時代の青春そのものだった。

高校から始めたギター、まずはじめに練習した曲が「CLOUDY HEART」。
布袋寅泰のギタープレイは当然、とても僕に真似できるものではなかったが、下手くそながらも頑張っていろいろな曲を覚えた。
当時はどこにでもギターを持ちこんでは、友達や彼女に覚えた曲を聞いてもらっていた。

高校時代

これは僕が高校1年の頃に乗っていたスクーター。
全面にはBOOWYのロゴ、側面には「HIMURO」の文字が。(ちょっと見にくいけど・・・)

ようやくステージで演奏できると思うようになった頃には、ライブ活動をするようになり、MCでは氷室京介とまったく同じ台詞を言ってみたり、布袋寅泰と同じようなパフォーマンスを真似してみたりしていた。
友達には「氷室のパクリやん!」とか言われながら、それでも少しでもカッコよく見られたくて、ずっと氷室京介を目標にしていた。

 

あれから10年以上の月日が流れ、東京で仕事に追われる毎日。
実家から持ってきたギターは、やがて弾かなくなり、弦も錆びきっていた。
月々の目標を達成するために、奮闘していたある日、高校時代の友達から1本の電話がなった。
出てみると衝撃の事実を聞かされるとともに、人生きってのお誘いを受ける事に。

「氷室京介の最後のライブを観に行かないか?」

2つ返事でOK。即答だった。

しかし、いつまでも、かっこよかった氷室京介が活動休止するというのは、僕にとってとてもショックな出来事。
どうやら、耳の不調により「氷室京介を卒業する」らしいという事を聞いた。
友達になんとかチケットを手配してもらい、手にする事ができたナゴヤドームへの切符。

氷室京介

東京から名古屋に向かう車の中では、ずっとBOOWYのCDをかけて、友達と口ずさみながら懐かしむ。
ナゴヤドームでは、すごい人だかりになっていた。
僕と同じ年代の人たちであふれかえっている。
ライブ会場の中に入ると、その空気感というのは、ものすごく圧倒されてしまうもので、歩くのも、立っているのも、自分の足で踏みこんでいる事が信じられないぐらいだった。

ずっと憧れていた氷室京介がステージへ。
最初の曲「DREAMIN’」が始まる。
氷室の声や、ギターリフなど、とにかくすべてが懐かしかった。
次々と演奏される、BOOWYの曲や氷室京介のソロ曲。
当時、必死に練習していたギターソロのメロディが、僕の心を青春時代へと蘇らせてくれた。

2回のアンコールとともに、悲しくもライブの終わりがやってくる。
感動のステージを観てしまっては、僕も「氷室京介を卒業できない」
いや、卒業ではないと思っている。
いつまでも、色あせず、カッコいいままにステージを下りていく。
忘れかけていた、自分の目標を取り戻した瞬間だった。

 

「KYOSUKE HIMURO LAST GIGS」ナゴヤドーム セットリスト

01:DREAMIN’
02:RUNAWAY TRAIN
03:BANG THE BEAT
04:BLUE VACATION
05:PARACHUTE
06:WELCOME TO THE TWILIGHT
07:”16″
08:LOVE & GAME
09:ハイウェイに乗る前に
10:BABY ACTION
11:ミス・ミステリー・レディ
12:IF YOU WANT
13:LOVER’S DAY
14:CLOUDY HEART
15:NATIVE STRANGER
16:WARRIORS
17:B・BLUE
18:RENDEZ-VOUS
19:BEAT SWEET
20:ONLY YOU
21:PLASTIC BOMB
22:WILD AT NIGHT
23:WILD ROMANCE
24:ANGEL
25:SUMMER GAME

アンコール1
26:SEX & CLASH & ROCK’N ROLL
27:In The Nude ~Even not in the mood~
28:KISS ME

アンコール2
29:VIRGIN BEAT
30:The Sun Also Rises

この記事を書いた人
かのたつ

エンジニア兼ライター
新聞記者やシステムエンジニアの経験を経てWebライターに。各地を飛び回りながらコラムやエッセーを執筆しています。得意なジャンルは旅行・IT・転職など。自然や動物が大好きで、休日は一眼レフを持ってお出かけすることが多いです。

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